
こんにちは!夫婦ブロガー、けーです。
数あるブログの中から当ブログをご訪問いただきありがとうございます。
ネコの繁殖と親子関係
皆さんはネコの繁殖周期と親子関係の継続期間についてご存じですか?
オス猫は去勢、メス猫は避妊手術をしない場合、繁殖期間や妊娠期間を把握しておく必要があります。
特に飼い猫の場合はしっかり管理しないと数が増えすぎてしまい、多頭飼育崩壊を引き起こす原因になりかねません。
また、親ネコの子育て期間はどれくらいなのか、その後の繁殖についても解説していきます。
ネコとの幸せな暮らしのためにしっかり覚えておきましょう!
多頭飼育崩壊についてはこちらのブログで詳しく解説しています。
ネコの繫殖・発情期間
ネコは一般的に1年に2回から3回、発情期を迎えます。
発情期になると、オス猫はメス猫を探しに出かけ、メス猫はオス猫を誘惑する鳴き声を上げます。発情は2月頃~9月頃まで続きます。
この時期に交尾が行われると、妊娠が始まります。妊娠期間は約60日で、平均して4匹から5匹の子ネコが産まれます。(出産時期は4月から11月頃)
子ネコの成長と自立・親子関係期間
子ネコは生まれた時には目も耳も開いておらず、母ネコに完全に依存しています。
母ネコは子ネコに乳を与えたり、身体を舐めたりして世話をします。
子ネコは約2週間で目が開き、約3週間で耳が開きます。
この頃から周囲に興味を持ち始め、遊びや探検を始めます。母ネコは子ネコの成長を見守りながら、必要に応じて注意したり教えたりします。
子ネコは約8週間で離乳し、約12週間で自立します。この時期になると、母ネコは子ネコに対する愛情や関心が薄れていきます。
一方、子ネコは母ネコから離れても親子の絆を保ち続けます。
オス猫の場合生後8~12か月、メス猫の場合生後4~12か月で生殖、繁殖能力を持ちます。
ネコの年齢などの解説はこちらのブログをご覧ください。
生殖、繁殖能力を持つ頃には立派な大人の仲間入りです。
オスの成猫は母ネコとの競争相手として見られることがありますし、メスの成猫は母ネコとの仲間意識や友情が芽生えることがあります。
人間とは違い、ネコの場合は成猫になると親子関係というものは、ほとんど無くなってしまうようです。

人間の私たちからすると、少し寂しい感じもしますね。
ネコの交配・注意すべき点
ネコに限った話ではありませんが、動物は親子間でも交配することが出来ます。
人間においてはタブーとされていますが、自然界においてはあり得る事象です。
家ネコなどの限られた空間で暮らすネコは、特に管理を怠ると親子間での交配が行われてしまうことがあり、あっという間にネコの頭数が増えてしまいます。
また、人間と同じように遺伝的多様性の獲得が出来ないため、病気に弱い子や、何らかの異常を持っている子が産まれる可能性が高くなってしまうようです。
具体的にいつから生殖、繁殖能力を持っているのか判別がとても難しいので、去勢や避妊治療を考慮したほうがいいでしょう。
近親相姦について人間においては研究が成され、発表されている説がありましたので余談ではありますが、下記に掲載します。
ウェスターマーク効果
ウェスターマーク効果(ウェスターマークこうか、英: Westermarck effect)とは、幼少期から同一の生活環境で育った相手に対しては、長じてから性的興味を持つ事は少なくなる、とする仮説的な心理現象である。
この理論(仮説)は、19世紀にフィンランドの哲学者・社会学者であるエドワード・ウェスターマークが、1891年の自著『人類婚姻史』で提唱したとされているのでこう呼ばれている。reverse sexual imprinting リバース・セクシュアル・インプリンティング と呼ばれることもある。
まとめ
ネコは1年に2〜3回の発情期があり、妊娠期間は約60日で、出産は4月から11月にかけて行われます。
子ネコは生まれたときに母ネコに依存し、約12週間で自立します。
オス猫は生後8〜12か月、メス猫は生後4〜12か月で性成熟し、適切な時期に去勢と避妊手術が必要です。
これらの手術は遺伝的多様性の維持や過剰な子ネコの産生を防ぎます。
親子間での交配は避け、繁殖を計画的に管理しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。
多くの家族と少しでも多くのネコちゃんたちが幸せに暮らせますように!
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