
こんにちは!夫婦ブロガー、けーです。
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猫の熱中症に注意!
8月も終わり近づいてきましたが、まだまだ暑い日が続きそうですね。
皆さんのご家庭では冷房使っていますでしょうか?
近年マスコミでも盛んに取り上げられている「熱中症」
甘くみていると本当に危険なんです。意識を失ってしまったり、重篤な障害が残ってしまったり、最悪の場合には死に至ることも…。
そんな危険な熱中症ですが、猫も熱中症にも熱中症があることをご存じですか?
今回はどのような条件で熱中症になってしまうのか?熱中症になってしまったらどのような症状が出るのか?
熱中症対策と対処法について詳しく解説します。

猫の体温調節の特徴
猫の体温調節がうまくいかなくなるのはどうしてでしょうか?
人間の場合は、体に熱がたまると全身に汗をかき、汗が蒸発することにより体の中の熱を外に逃がしています。
しかし、猫は体温調節が苦手で、主に肉球でしか汗をかくことができません。
そのため、人間のように効率よく体温調節ができないのです。

暑いとき汗をかかない代わりに体を舐めて体温を下げているよ!
猫の熱中症の原因
熱中症は、高温多湿な環境で体温調節がうまく働かなくなり、体の中に熱がたまることで起こります。
猫の祖先はもともと砂漠に住んでいたため、比較的暑さには強いのですが、湿度には弱く、体温の調節も人間に比べて苦手です。
そのため、高温多湿な環境下では、猫も人間と同じように熱中症になる可能性があります!
気温30℃超、湿度が高いと猫に熱中症の可能性
猫にとって快適な温度は25℃前後、湿度は50~60%くらいだと言われています。
厳密に「温度や湿度がこの数値を超えると熱中症になる」という基準はありませんが、気温が30℃を超える場合や、30℃に至らなくても湿度が高い場合には、猫が熱中症になるリスクが高まります。

熱中症というと真夏になるイメージが強いですが、気温が上昇し始める5月から秋口までは注意しましょう。
また、高温多湿の条件がそろえば、季節を問わず熱中症になる可能性があります。
同じ環境下でも、年齢や体型、品種によって熱中症になりやすさが異なります。
特に肥満の猫、長毛種や短頭種、体温調節が苦手な子猫や老猫などは高温多湿の環境に弱いため、より注意が必要です。
暑い日に以下の条件に当てはまる場所は、高温多湿になりやすい環境です。
・空調が効いていない
・換気ができていない
・直射日光が当たる

人間に限らず、気温が高い日の締め切った部屋や車の中などは、熱中症になるリスクが高くなります。

熱中症発症のサイン!?すぐに病院を受診すべき症状
猫は本能的に、自分の体調不良を周囲に悟られないように我慢をする傾向があります。
そのため、以下のような熱中症が疑われる症状が愛猫に見られる場合、すでにつらい状態にあると考えられます。
できるだけ早く動物病院を受診するようにしましょう。
軽度で見られる猫の熱中症の症状
・元気や食欲がない
・体が熱い
・心拍数や呼吸数がいつもより多い
こうした症状が猫に見られる場合は、軽度の熱中症が疑われます!
猫の耳や肉球を触ってみて、いつもより熱い場合は体温が上昇しているサインです。
暑い日はこまめに触って、体温チェックをしましょう。
中等度で見られる猫の熱中症の症状
・嘔吐(おうと)や下痢をしている
・フラフラしている
・口を開けてハァハァと短い呼吸をしている(開口呼吸、パンティング)
こうした症状が猫に見られる場合は、中等度の熱中症の可能性があります。
特にわかりやすい症状がパンティングです。
猫は通常、鼻呼吸をする生き物なので、口を開けて呼吸をすることはありません。
猫にパンティングが見られるときは異常を疑い、すぐに動物病院で治療を受けてください。
重度で見られる猫の熱中症の症状
・痙攣(けいれん)している
・意識がなくなる
・口の中の粘膜や舌の色が青紫色になる(チアノーゼ)
上記のような症状が猫に見られる場合は、重度の熱中症が疑われます。
一刻を争う事態ですので、応急処置をしながら速やかに動物病院を受診してください。
あらかじめ動物病院に連絡しておくと、よりスムーズに治療を受けられるはずです。
猫が熱中症になった場合の応急処置:早めの対応が重要!
猫の体温を下げる
1つ目は、猫の体を冷やすことです!
冷やしたタオル、保冷剤や氷を猫の太い血管がある首元や手足の付け根部分に当ててください。
このとき、保冷剤や氷はタオルで巻くなどして、猫の体に直接当てないように気を付けてください。
このほか、猫の体に直接水をかけても大丈夫です。
ただ、氷水をかけると体温が下がりすぎてしまう場合があるため、こまめに猫の体温を測ってください。
猫に水を飲ませる
2つ目は、猫に水を飲ませて、脱水症状を少しでも改善させることです。
ただし、猫の意識がなく、ぐったりしていて、自分で水を飲めない状態の場合は無理に飲ませないでください。
誤って気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こす可能性があります。

猫の熱中症対策:安全な過ごし方と予防法
暑い日は室温や湿度をこまめに調節し、こまめに水分補給ができるように水飲み場を増やす
猫がエアコンのリモコンを誤って踏んで電源を切ってしまい、締め切られた部屋に閉じ込められて熱中症になる場合があります。
そのため、猫が自ら涼しい場所を探して自由に行き来できるようにしておくと、安心です。
留守番をさせるときは、猫が部屋のドアを閉められないように固定しておきましょう。
「エアコンを付けるほどでもないけれど、少し心配」という場合は、窓を開けたり扇風機を使ったりして、風通しを良くすると猫の体感温度が下がります。
ただし、窓を開ける際は猫が脱走できないように、扇風機を使う際は猫の手や尻尾が挟まらないように、しっかりと対策をしておきましょう。
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