
こんにちは!夫婦ブロガー、けーです。
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猫の代表的な遺伝性疾患
今回は猫の遺伝性疾患と遺伝子検査について解説していきます。
大切な家族であるネコちゃんの遺伝的リスクを理解して備えましょう!

まずは猫の代表的な遺伝性疾患を見ていきましょう。
◇多発性囊胞腎症
腎臓に多数の囊胞(液体が入った袋)が形成される病気です。初期のうちは無症状のまま長期間経過し、多くが4歳以上で発症します。囊胞の形成により周囲の圧迫を受けた腎実質に線維化が起こり、やがて腎不全になります。
好発品種:ペルシャ系長毛種、アメリカンショートヘアー、スコティッシュフォールド、マンチカン、日本雑種猫など
◇肥大型心筋症
左心室肥大によってうっ血性心不全を引き起こす病気です。心雑音だけで生涯無症状の猫もいますが、肺に水がたまって呼吸不全が起こったり(肺水腫)血栓症で後肢が麻痺することもあり、そのようなケースでは死亡率が高くなります。
好発品種:メインクーン、ラグドール、スコティッシュフォールド、マンチカン、アメリカンショートヘアー、ペルシャ、日本雑種猫など
◇骨軟骨異形成症
主に四肢の関節に骨組織の増殖が起こる病気で、手根部(手首)や足根部(かかと)に骨瘤(こつりゅう)と呼ばれる硬い骨のかたまりができることがあります。骨瘤ができないケースもありますが、いずれも進行すると関節の動きに支障をきたし、慢性的な関節炎の原因になります。
好発品種:スコティッシュフォールド、マンチカン、アメリカンカール、ヒマラヤン、ペルシャなどで、湾曲した小さな耳(折れ耳)、短い足、つぶれた鼻の猫で発症します。
◇ピルビン酸キナーゼ欠損症
ピルビン酸キナーゼという酵素が不足することによって赤血球が破壊され、貧血が起こる病気です。生後2~3か月齢で貧血を発症し、多くの猫が4歳くらいまでに死亡します。
好発品種:アビシニアン、ソマリ、シンガプーラ、、ベンガル、メインクーン、ラグドール、サイベリアンノルウェージャンフォレストキャットなど
◇進行性網膜萎縮症
眼の奥にある網膜が変性、萎縮することによって視力の低下が起こり、その後も徐々に進行して失明にいたる病気です。猫ではまれな病気とされていますが、栄養性の網膜変性や、感染性の網膜炎でも同様の症状が起こることがあります。
好発品種:アビシニアン、ソマリ、ペルシャ、シャム、ベンガル、ラグドール、メインクーン、オシキャット、ノルウェージャンフォレストキャット、オリエンタルショートヘアー、コーニッシュレックスなど

現在300種類ほどの遺伝性疾患が発見されています。
人気猫種ベスト10と起こりやすい遺伝性疾患

日本の人気猫種ベスト10とその猫種で起こりやすい遺伝性疾患です。
スコティッシュフォールド
骨軟骨異形成症、多発性囊胞腎症、肥大型心筋症
アメリカンショートヘアー
肥大型心筋症、多発性囊胞腎症
混血猫(雑種)
多発性囊胞腎症、肥大型心筋症
マンチカン
骨軟骨異形成症、多発性囊胞腎症、肥大型心筋症
ブリティッシュショートヘアー
肥大型心筋症、多発性囊胞腎症
ノルウェージャンフォレストキャット
グリコーゲン貯蔵病(糖原病)、ピルビン酸キナーゼ欠損症、進行性網膜萎縮症
ベンガル
ピルビン酸キナーゼ欠損症、進行性網膜萎縮症
ラグドール
肥大型心筋症、進行性網膜萎縮症、ピルビン酸キナーゼ欠損症、ムコ多糖症
ロシアンブルー
情報なし
メインクーン
肥大型心筋症、股関節形成不全、ピルビン酸キナーゼ欠損症、進行性網膜萎縮症、脊髄性筋萎縮症

猫種によってそれぞれ遺伝性疾患のリスクが違うんですね。
遺伝子検査とは?

そもそも遺伝子検査ってなんだろう?痛くないのかな?費用はいくら位かかるのかな?
遺伝子検査とは
遺伝子検査とは、DNAの変異(突然変異)を検出する検査のことです。年に1度の定期検診は、病気を早期発見するためにとても大事です。ただ、将来にわたる病気のリスクは定期検診からは判定できません。
ペットの遺伝性疾患を知ることは、的確な病気予防の第一歩となります。
猫の遺伝子検査は人間の検査と同様に、口内(頬の内側)をこすって粘膜を採取するのが一般的です。痛みのあるような検査ではありません。

痛くないなら安心だね!
遺伝子検査「Pontly」
今回のブログでは遺伝子検査を行っている「Pontly」についてご紹介します。

Pontlyの6つの特徴を詳しく解説!
1:獣医監修による健康サポート方法を教えてくれる
検査結果を踏まえた上で獣医師がサポートの方法を教えてくれるので、遺伝性疾患の健康リスクに対して早めの対策ができる。
2:業界最短レベルの約2週間で検査結果が出る
通常約1か月かかる遺伝子解析を約2週間で結果がわかる。
3:WEBで検査レポートを見ることができる
WEB会員ページで検査結果がわかるので、紙の検査結果と違い、紛失してしまうということがない。
4:シンプルな検査項目プラン
猫種ごとの遺伝性疾患の違いから検査方法が複雑になっていたが、猫種の入力だけで獣医の薦める検査項目をシンプルに選択できる。
5:1回の採取で追加検査が可能
初回の採取だけで後からの追加検査もWEBから簡単に申し込める。
6:国内の専門機関で安心解析
国内の動物専門解析機関「アニコム先進医療研究所㈱」で厳密かつ適正に解析。
費用

遺伝子検査してあげたいけど、費用が高そうだな…

費用についても調べましたのでご紹介します!
内容 | 猫種ごとのオススメの 3つの遺伝性疾患を検査 | 猫種ごとのオススメの 2つの遺伝性疾患を検査 | 猫種ごとのオススメの 1つの遺伝性疾患を検査 |
費用 | 15,400円(税抜き) | 10,780円(税抜き) | 5,500円(税抜き) |

費用がわかりやすいと検討しやすいですね!
まとめ
遺伝子検査を行うことで愛猫のリスクを知ることが出来ます。
そのリスクを知ることで早期発見につながり、重症化の予防にもつながります。
また、遺伝子検査は突然変異の遺伝子を次世代に残さないという観点においても重要な意味があります。
海外では、検診と同じくらい気軽にネコちゃんの遺伝子検査が広がっています。
愛猫との時間をより長くという意味でも遺伝子検査を検討してみてはいかがでしょうか?
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