
こんにちは!夫婦ブロガー、けーです。
数あるブログの中から当ブログをご訪問いただきありがとうございます。

日本では猫に限らずペットと一緒に暮らす家庭が増えています。
特にコロナ騒動があり、友人、知人とのコミュニケーションが取りづらい中、癒やしや家での生活の孤独感を穴埋めする存在として需要が高まりました。
日本におけるペット観はペットというよりも家族の一員としてとても親密な関係を築いています。
では日本と海外ではペット観や飼育方法に違いがあるのでしょうか?
今回のブログでは日本と海外でのペット観、猫の飼育方法の違いについて解説していきます。
日本人のペット観
日本人の近年のペット飼育の特徴は室内飼育が主流で、ペットとの親密度が高まり、親密な関係が築かれています。
飼い主はペットが生きがいになり、自分が生きる意味をペットに見出しているとしている書籍もあります。
言われてみると「そうかも?」と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
海外のペット観

日本ではペット需要の高まりとともに、動物愛護の観点から法整備が進んでいます。
しかし、世界の中では日本のコンパニオンアニマルへの動物福祉観や動物愛護観はあまり高いレベルではありません。
動物福祉の先進国である北欧を例に解説します。
北欧の動物福祉観
北欧でも特にスウェーデンは動物福祉の先進国だと言われています。
動物が幸せに暮らせる環境を整えるという考え方です。
スウェーデンの動物愛護法は世界一厳しいと言われていて、例えば「繋ぎ飼いやケージ飼いの禁止」、「犬だけで6時間以上の留守番の禁止」など動物とはなにかということを第一に考えてルールが定められています。
厳しいルールのおかげでパピーミル(工場で生産するかのように大規模で機械的に子犬を繁殖する人)はほとんど無く、捨て犬や捨て猫も生み出されにくい環境が整っています。
北欧の動物愛護の根底には、各動物が持つ動物らしいニーズを満たすことという考え方があり、日本のペット観との違いがここにあります。
北欧では飼い犬の去勢、避妊手術をすることが22%ほどしかありません。
犬は社会的な動物であるため必ず誰かが必要であるという考え方で室内飼いがほとんどです。
飼い主が責任をもって管理するので、去勢、避妊手術をしなくてもしっかり行動を管理し、望まない子犬が産まれることがありません。
日本と海外での猫の飼育方法の違い

ここまで日本と海外のペット観について解説しましたが、ここから日本と海外での猫の飼育方法の違いを解説します。
動物愛護の考え方と同様に飼育方法にも違いがあるのでしょうか?
室内飼いor外飼い
スウェーデンの犬はほとんどが室内飼いというお話をしましたが、猫の場合はどうでしょうか?
猫の室内飼育率は57%ほどで、43%の猫たちは家と外を自由に出入りして暮らしています。
猫には猫らしい生活をさせるべきという動物愛護の観点から来ているものです。
群れで行動する生活よりも自由に行動できる生活が猫にとっての幸せだと考えられているようです。
しかし近年では、交通事故などで猫が命を落としてしまうケースが増え、都会では特に室内飼いが増えていることが室内飼育率にも現れています。
去勢、避妊率の違い
日本の飼い猫の去勢、避妊手術率は年々増加傾向にあり、80%を超える猫たちが手術を受けています。
同様にスウェーデンの猫たちも犬とは違い、80%程度の猫たちが去勢、避妊手術を受けているそうです。
手術率が犬と大きく異なるのは、前述した通り、猫たちを自由に生活させているので繁殖をコントロールする必要があるためです。
繁殖がコントロールされていないと望まれない子猫が増え、捨て猫に繋がってしまったり多頭飼育崩壊が起こってしまう原因になってしまうと考えられているからです。
日本でも近年では野良猫を保護するだけでなく、去勢、避妊手術を行ったり、地域猫として暖かく見守りつつしっかりとコントロールする方法が取られています。
猫の入手方法

スウェーデンには生体販売をしているペットショップがありません。
生体販売をしているペットショップは動物愛護の観点から見ると虐待にあたり、法律で禁止されています。
そのため、猫の保護施設から迎え入れるかブリーダーから購入するかしか選択肢がありません。
ブリーダーから購入する場合はしっかりと血統書が発行される純血の猫になります。
飼い主はしっかりと事前に検討し、ブリーダーに相談する人がほとんどだそうです。
しっかりと納得したうえで迎え入れるため、飼育放棄が起こりにくくなっています。
欧米諸国では生体販売をするペットショップの規制や厳しい認可制になっていることが当たり前になっています。
居住住宅の違い
日本と北欧との大きな違いは「ペット可」という言葉が存在しないことです。
日本ではアパートやマンションで「ペット可」「ペット不可」とういう言葉をよく見かけますよね。
ではなぜ北欧ではその言葉が存在しないかというと、そもそもペットを飼育するための許可が必要ではないためです。
これは近年北欧に限らず欧米諸国では増加傾向にあり、動物たちが人間社会の中で一緒に暮らすことが当たり前と考えられているからなんです。
まとめ
今回は日本と海外でのペット観と猫の飼育方法の違いを解説しました。
歴史や文化の違いからもペットや動物への愛護の考え方が違って当然です。
日本での考え方で良いものは残していきながらも欧米諸国を見習って、より良い法整備が必要だと思います。
動物福祉や動物愛護の考え方をより成熟し、学校で授業の一環として教育していくこともこれから必要です。
捨て猫や殺処分が行われないように、そしてペットがみんな幸せにくらせる国になって欲しいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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